1つ年上の夫と知り合って4ヶ月で結婚し、1年が経ちました。
私をとても大事に思ってくれて、優しく明るくおもしろい良い人なのですが、
話下手のため、最近は友人や家族に会わせたくなくなってきました。
相手の質問の答えとして内容が的確でないのです。
いつも1から10まで話そうとするので要点が見えず、
いったい何が言いたいのかが分かりません。
主語を省略して話す時もあるので、何の話をしているのかが分からない。
あまり人の話を聞かず、自分の話題にすり替えて話すうえ、
話も長いので、何を言ってるのか分かりづらい。
このような状態なので、周囲も呆れ顔になっています。
私は無口なほうで、話してくれる人が好きで魅力だったのですが、
最近はイライラしてしまい逆に彼に冷たく接してしまったり、
上目線の話し方をして、つまらないケンカをするようになってしまいました。
私としては、あまりズレのない返事と自分のことだけでなく
相手の話題にも積極的に触れて
うまく会話のキャッチボールができるようになってほしいと思っているのですが、どのように伝えたら彼は理解してくれるでしょうか。
結婚情報サービス・サンマリエのベテランスタッフ。
日々多くのカップルを見届けている、いわば『恋のプロフェッショナル』。長年たくさんの会員さんの恋の悩みにお答えしてきたノウハウを存分に活かし、あなたのご相談に親身にお答えいたします。
妻として、一番大事なことを忘れないで
まずは、根本的な部分にある大事なことを、
あなたにお伝えしておきたいと思いましたので、書いてみますね。
結婚生活にだんだんと慣れてきて、夫婦として自然な関係ができてくると、
どんなカップルでも、パートナーの欠点がよく見えてくるようになってきます。
そして、このことが原因で相手を責めたり、怒ったりしてしまい
夫婦関係が悪化していくことは多いものです。
結婚した多くの夫婦を見ていると、本当によくできているなと思うことが、ひとつあります。
それは、「夫婦は真逆にできている」ということです。
つまり、それぞれの欠点を補うような、正反対の性格同士が結ばれているんですよね。
怒りん坊の夫に、のんびりやの妻がいて、それぞれをうまく補い、ひと組の夫婦として成立している。
あなた方夫婦の場合もそうなっているのではないでしょうか?
ここに、夫婦にとって大事なことがあるように思います。
今のあなたの状態は、ご主人の良さを見るというよりも、欠点ばかりに悩み、
それを冷ややかな気持ちで責めようとしているように感じます。
今のままではご主人は、あなたに責められて、どんどん苦しくなっていくでしょう。
それでは、せっかくの二人の仲が壊れてしまいますよ。
ご主人とあなたは二人で一つであるという、もっとも基本的な夫婦の絆を
思い出す必要があるのではないでしょうか。
もし話し下手の件を、どうしてもご主人にわからせて直させたいとあなたが思うなら、
くれぐれも、ご主人を責めたり苦しめたり、意見を押しつけたりすることなく、上手な言い方で伝えてください。
ご主人は、これまでそういう話し方をしてきた人なのです。
あなたに指摘されても、何が悪いのかさえ、自覚できないのではないですか?
それを改めさせていくということは、何度も根気強くご主人をフォローしながら、話し方を覚えてもらう必要があるように感じます。
そのためにも、
ご主人の悪いところばかりを見ないで、それ以外にある良い点をよく認め、褒めながら、
あなたの気持ちをあたたかくして、時々、話し方を注意してみる…。
そんなやり方がいいと思います。
やさしい心で包みながら、あなたが彼をフォローしていき、自覚させていくことです。
あたたかく長い目で見守っていきましょうね。
ご主人にとって奥様であるあなたには、一番の味方でいてほしいものです。
あなたがご主人に対し、呆れて、軽蔑し、ご主人を軽んじれば軽んじるほど、
ご主人は周囲からも、社会からも、あなたと同じような目で見られるようになります。
そういう意味では、夫婦になると、ご主人の才能や良さを生かすも殺すも、奥様次第。
ご主人に変わってほしいなら、奥様であるご自分のあり方をより良く変えていくことです。
そういう心構えでいくことが大事ですね。
良き妻として、成長されることを願っています。