思いやりについて、悩んでいます。
同棲して一年になる彼がいます。
私は、お互いが思いやりをもたなければ、
長い人生を一緒に歩いていけないと思っています。
彼は決して思いやりがない人ではないのですが、
ふとした瞬間にこの人で大丈夫だろうか?と思ってしまうのです。
たとえば、私の体調が悪いときに何もしてくれず、テレビを見ている。
家事は9割が私。
ひとりで病院に行くのが不安なとき、
一緒に来てほしいというとあまり乗り気でない返事がかえってくる。
私が反対の立場なら、何かしてあげたい、支えてあげたい、と思うのです。
私も元気なときはいいのですが、
最近体調が優れず、頼りたいときに助けてもらえず悲しくなります。
私が求めすぎなのでしょうか?
彼はもともと人の世話をするタイプではないとは思います。
そして私は世話焼きタイプだと思います。
結婚も考えているのですが、最後の踏ん切りがつきません。
なにかアドバイスをいただければ幸いです。
結婚情報サービス・サンマリエのベテランスタッフ。
日々多くのカップルを見届けている、いわば『恋のプロフェッショナル』。長年たくさんの会員さんの恋の悩みにお答えしてきたノウハウを存分に活かし、あなたのご相談に親身にお答えいたします。
彼ともっと踏み込んだ人間関係をつくってみては
夫婦や恋人の間に、お互いを思いやる心があることは、
2人のさまざまな悩みや困難を乗り越えられる、力になっていくと思います。
彼が思いやりに欠ける人なのではないか・・・と悩んでいるようですね。
「私なら、何かしてあげたい、支えてあげたいと思う。だから、彼にもそうしてもらいたい」
というあなたの気持ち、とてもよくわかります。
でも、相手はあなたとまったく同じ人間ではないのです。
その違いを埋めるためにも、
お互いにもっと気持ちを通じ合わせていく努力が必要なのではないかと思います。
冷静に考えてみれば、
家事は女性がするものだと思っている男性は意外に多いものです。
家事を協力してほしいなら、彼にそれを伝えるべきですし、
体調が悪いときにしてほしいことがあれば、
それをきちんと彼に伝えていこうとしても、いいのではないかと思いますよ。
自分の気持ちは、相手がすべてわかってくれるだろうと思っていてはいけません。
言葉で伝えることで、相手に伝わっていくものだと思うべきなのです。
そうした心のコミュニケーションを怠っていると、
次第に誤解が生まれていき、やがて大きな溝となっていきます。
自分の気持ちを、
上手に彼に伝えていくことを覚えるといいかもしれません。
そして大切なのは、
相手に何かをしてもらったら、感謝の言葉を伝えることです。
そしてもう一つ、
このようにパートナーに対する不満があるときというのは、
相手のことばかりを見ていることが多いものです。
ときには「自分は相手にとっていいパートナーになっているか」と、
自分を見つめていく心がけがあると、
調和のあるステキな関係が作り出せるようになっていきますよ。
相手に変わってほしいと思う気持ちが、今のあなたにあるように、
彼にも、あなたに変わってほしいと思う気持ちがあるかもしれません。
そのとき、お互いが相手に求めるばかりで、文句を並べているだけでは、
関係は悪くなるばかりです。
「相手がしてほしいと思っていることは何だろう」
「相手が私に求めているものは何だろう」と、
相手の気持ちを考えることができ、
相手に必要なものをあなたから差し出していくことができれば、
それは本当の思やりといえるのかもしれませんね。
彼がパートナーでいいのか・・・と判断したいようですが、
そのためには、
もっと踏み込んで、心のコミュニケーションをとってみること、
つまり、彼との人間関係を深く築けるように努力をしてみて、
それから決断してもいいのではないでしょうか。
もっと自分の気持ちを素直に表現し、伝えてみる。
普段から彼にしてもらったことに感謝を伝え、喜びを伝えてみる。
そうした努力をしてみることで、彼の本当の姿が見えてくることもあるでしょう。
思いやりがまったく欠けている人なのか。
あなたの気持ちがわかると、あなたに思いやりを見せてくれる人なのか・・・。
それがわかったとき、
彼が結婚相手として自分に合っているのか、判断できるのではないか・・・と思います。