私は大雑把で姉御肌な、男らしい性格です。
独身で時間の都合がきき、友だちの相談にのることもよくあります。
私のこのような性格と結婚願望のなさが原因で、三十路になるまで恋人がいませんでした。
私に結婚願望がない原因は幼少時の体験にあると思います。
私には父と兄がいるのですが、
酒癖がわるかったり、就職をしなかったりと母はだいぶ苦労していました。
このように苦労している母をみて育ったので、結婚願望がなかったのだと思います。
しかし、ある時ついに恋人ができ（事情があって別れましたが）、それ以降今まで恋愛をして
こなかった反動からか、怒涛のようにつぎつぎと男性に対して恋が芽生えました。
恋愛をしていくなかで、
どうやら私は自分より”男らしい”男性を求めていると気付いたのですが、
残念ながら私より”男らしい”男性はおらず、１つも恋が実ることはありませんでした。
私が言う「男らしい」とは、
「しっかりしている（動じない）」ということです。
母の苦労をみているので、男性選びを失敗するとどうなるか？ということを知っており、小さい事でグズグズする男性にはすぐに失望してしまいます。
そのうち「私が思っているより、最近の男性って男らしくないのだな」と思うようになり、もう恋愛をあきらめた方がいいような気さえしてきました。
「三十路になるまで恋愛をしてこなかったのだから、あきらめても平気だろう」と思っていたのですが、１度好きになるという気持ちを知ってしまうと、
恋心に対する未練をたつのは難しいようです。
この際、私よりも”女らしい”基準で男性を選ぶべきなのでしょうか…。
結婚情報サービス・サンマリエのベテランスタッフ。
日々多くのカップルを見届けている、いわば『恋のプロフェッショナル』。長年たくさんの会員さんの恋の悩みにお答えしてきたノウハウを存分に活かし、あなたのご相談に親身にお答えいたします。
あなたにある女性らしさに目をそむけないで
夫と妻は、性格などが正反対であるケースが多いものです。
これは、昔からよく一般的に言われていることなんです。
それはおそらく、
お互いにフォローし合える（補える）相手を、
二人でバランスが取り合える相手を、
無意識に選んでいるということなのかな・・・と思っています。
つまり、
気持ちのやさしい男性には、割と気の強い女性が、
短気な人には、おっとりとした人が、
寄添い支え合うパートナーになっている傾向があるようです。
恋愛などは、
自分にはない魅力を、相手に求めてしまうことは多いもの。
自分にはない魅力に、自然に惹かれるのではないでしょうか。
あなたはご自分を「大雑把で姉御肌な、男らしい性格」と書いていますね。
そして、ご自分以上にしっかりした男性を求めている。
そこで感じたのは、次のようなことです。
男性に男らしさを求めるなら、
あなたが自分の中にある「女性らしさ」に
目をそむけないことが大事だということ。
言い方を変えれば、
もっと自分の女性らしさに気づいて、それを自分で認め、
開花させることが大事だということです。
女性らしさ・・・というと、
お化粧をして、女らしい服装をして・・・という発想をするかもしれません。
それはそれで必要なときもありますが、
まずは、あなたの中にある
「やさしい気持ち」や「思いやり」「素直さ」「笑顔」
「人の意見を受け入れる包容力」「人の良さを認められる心」
・・・というものを、もっと意識して育ててみてはいかがでしょうか。
あなたの中にある、そうした女性らしい部分を、
自分で認めてあげて、
今よりも堂々と発揮できるようになれたら、
あなたの雰囲気が女性らしく変わっていくはずです。
そしてその女性らしさに惹かれる、
男らしい男性が引き寄せられるかもしれません。
あと、もうひとつ。アドバイスを。
男性を「男らしくない」と判断しているあなたは、
常に男性を自分とを比べて、
「自分より劣っている」「自分より上」というものさしで、
人をはかっているのかもしれませんね。
あなたには「姉御肌」という魅力がある。
それはあなたの良さだと思います。
と同時に、周りにいる男性にも、それぞれに良さがあるわけです。
人を見て、「あの人は女々しい」「あの人はひ弱」というように、
常に人をジャッジする視線を持つのではなく、
「人の良さを認められる視線」を持てたら、
「男らしさ」ということにこだわらず、
その人のもっと深い面をみて、
一人一人をもっと認めてあげられるようになるかもしれません。
そういう見方ができると、
相手の「人としての魅力」に気づけるようになり、
男らしさというこだわりを軽くできて、
自分に合った男性を見つけ出せるかもしれませんよ。
長くなってしまいました。
あなたの参考になればいいのですが…。