女の子たちが恋愛についてやらかす最大の間違いのひとつは、
王子さまに見つけてもらうのをひたすら待っていることね。
そんなことしないで、
外に出て自分で王子さまを見つけなければならないのに。
アメリカのティーン恋愛小説家として絶大な人気を誇るメグ・キャボットの言葉です。
(ページタイトルはスペースの関係で短縮しています)
世のほとんどの女性は、少女のころにおとぎ話にふれて育ちますよね。
『白雪姫』や『眠れる森の美女』、『シンデレラ』といった昔ながらのプリンセス物語では、真面目に日々を過ごしていれば、いつか白馬に乗った素敵な王子さまが現れます。
たとえ貧乏でも粗末な身なりをしていても、王子さまは必ず姫を見つけ、魔物の妨害や運命のいたずらといったさまざまな困難を命がけで乗り越えて、白馬に乗って迎えに来てくれるのです。
でも、幼い心に刻み込まれたこの“夢”は、
「真面目に暮らしていれば、いつか王子さまが見つけてくれる…」
「手近な男で妥協しなくても、いつか王子さまが…」
と、多くの女性の“呪い”となってしまっています。
このような心理になってしまうのは日本人女性だけではありません。
1981年にはアメリカの女性作家コレット・ダウリングが『シンデレラ・コンプレックス』と命名し、世界的に問題視されたこともあるのです。
この影響もあってか、最近のディズニープリンセス、『アラジン』のジャスミン王女、『塔の上のラプンツェル』のラプンツェル王女、『アナと雪の女王』のアナ王女などは元気いっぱいで積極的。
閉ざされた城から出て、自分で幸せをつかむ冒険に出かけます。
そして、お金も地位もある王子ではなく、生きる力に満ちた素敵な彼を、自分自身で見つけるのです。
ただ王子さまを待つなんて、かなうかどうかもわからない古い呪い。
さあ、思い切ってドアを開け、街に飛び出しましょう。
“得体のしれない男に選ばれること”を待つより、自分の好きなタイプの男性をを自分で探すほうが、ずっと幸せになれるはずですよ!
※参考・引用:
『誰かを愛してその愛を失った人は、何も失わない人より美しい』/宝島社
今週の恋愛格言をのこしたのは、アメリカの小説家メグ・キャボットです。
2001年に公開された映画『プリティ・プリンセス』の原作となった『プリンセス・ダイアリー』はニューヨーク公共図書館ティーン作品賞をはじめ多くの賞を受賞し、彼女の代表作となっています。
ロマンス小説家としてキャリアをスタートさせますが、2000年から始まった『プリンセス・ダイアリー』シリーズで爆発的な人気を獲得し、ティーン向け恋愛小説家として誰もが知る存在となりました。
『メディエータ』・『ミッシング -サイキック捜査官-』といった人気シリーズをはじめティーン向け小説が特に有名ですが、現在では大人から子供までさまざまなジャンルの作品を手がけ、世界中の人々に夢を与えています。