『未婚男女の56%に結婚願望がない』というニュースが大変話題になっています。
「コスパが悪い」「何のメリットも感じられない」といったネガティブな理由が挙げられていますが、ネット上には「本当は相手がいれば結婚したい!」なんて意外なホンネもチラホラ…。そのカギを握っているのは既婚者のウソ?
意地っ張りなタテマエトークに惑わされず、今こそアラフォーが婚活しなきゃいけないワケを真剣に考察しました。
目次
インターネットリサーチ会社・クリエイティブジャパンが、2016年5月に10~60代の男女1000人に対して行った「結婚に関するアンケート」によると、参加した未婚者396人の56.1%が「結婚したいと思わない」と回答。この結果をニフティニュースが取り上げたのを皮切りに、インターネット掲示板サイトでは未婚・既婚・離婚・再婚が入り混じり、5月26~30日までの4日間で2万コメント以上を集める大ニュースとなっています。
記事と同じようにネット掲示板でも、
という後ろ向きな意見がたくさん並んでいましたが、こんな心の叫びも。
特にアラフォー以上では切実で、実際にはかなりの人が「結婚したいと思わない」ではなく「結婚したくても状況が許さない」と考えているという悲しい現実が浮き彫りになる結果となっています。
ではなぜ「結婚したいと思わない」と回答したのか?匿名アンケートであるにもかかわらず、本心を書けないほどに、結婚というものが高いハードルだと認識されているということです。
現代のIT社会では、あらゆる情報が氾濫し、無言の圧力で迫ってきます。
女性が結婚に求めるものが「三高」(高学歴・高収入・高身長)といわれたバブル期は過去のものとなりましたが、今求められる「三平」(平均的な年収・平凡な外見・平穏な性格)や「三普通男子」(普通の年収・普通の学歴・普通の身長)においては、
なんだそうで…。
全然普通じゃないこんな条件を目の当たりにした未婚男性たちは、もはや結婚を口にすることすらあきらめ、悔し紛れに「結婚なんか何もいいことがない」「若くて美人で性格がよくなければ結婚する意味がない」と叫ぶ。それを聞いた未婚女性もまた結婚願望を失っていくという“負のスパイラル”に日本中が陥っているのです。
また、既婚者がたびたび口にするグチを聞いて「既婚者の話を聞いていると結婚が良いものだとは思えない」という意見も多く上がっていました。
「飲み会や遊びも控えて、時間もお金も自由がなさそう」
「嫁の尻に敷かれて不幸そう」
「結婚生活がめんどくさそう」
…でも、結婚ってそんなに悪いものなんでしょうか?
マイナビニュースが、会員の既婚男女300人に対して行った調査では、なんと9割以上もの人が「結婚してよかった」と答えています。
なんだかホンワカした気持ちになってきますね!
それでは、既婚者はなぜネガティブトークを繰り出すのでしょうか?
日本では男女雇用機会均等法が施行された1985年ごろから、女性の社会進出が進むとともに、結婚や出産といった話題をタブー化する傾向になってきました。結婚や子供の話題は、場合によってはセクハラともなりかねず、避けられるべきと考えられるようになってしまったのです。
そんな中で既婚者は、飲み会や遊びの誘いがあれば、
「いやーお小遣いも少ないし、ツレがうるさくて」
「行きたいけど子供の用事で…」
などと、さも結婚生活が不幸なようにふるまうのですが、実際には大好きな夫や嫁・子供と一緒に、のんびりゆったり家で過ごしている既婚者がたくさんいるのです!
家族の幸せな未来のためには、遊びやお酒を控えるなんてささいなことだと、進んで断っている場合も。
30代後半から40代前半というのは仕事に遊びにまだ無理のきく年代ですが、これが40歳半ばを超えてくるとグッと体力が落ちてきます。カゼをひいてもなかなか治らなかったり、入院や手術といった大きな病気をすることも。
男性では生活習慣病のリスクが急激にあがり、女性では更年期に差し掛かるなど、肉体的にも精神的にもつらくなるお年頃…。その時になって結婚したくなっても、正直なところ、相当に難しいというのが現実です。
婚活も、結婚も、新しい生活も、非常に体力と精神力のいること。厳しいといわれるアラフォー婚活ですが、今ならまだ選択肢はいくつも用意されています。
今こそ自分の気持ちに正直に、婚活をはじめるチャンスです!